2017年07月07日

外見ケア専門家によるカバーメーキャップアドバイス(資生堂ライフクオリティー ビューティーセンター)

キーワード:ライフスタイル
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肌に深い悩みを持つ人の心を支える「化粧のちから」
がん治療の副作用による外見の悩みにも対応


メーキャップアドバイスを行われるのはプライバシーが保たれた個室

 資生堂ライフクオリティー ビューティーセンター(東京都中央区)では、あざや白斑、肌の凹凸、手術痕のほか、くすみや眉・まつげの脱毛といったがん治療の副作用による外見上の悩みに対し、カバー方法をアドバイスする活動を行なっています。

 カウンセリングは約90分間で、無料。プライバシーが保たれた個室にて行われます。専門の教育を受けたMakeup Carist(メーキャップ ケアリスト)が、肌の悩みについてヒヤリングをした後、カバー専用のファンデーション「パーフェクトカバー ファンデーション」を使ってメーキャップ。その後、自分自身でもできるように練習をします。


様々な肌の悩みに対応する「パーフェクトカバー ファンデーション」

 株式会社 資生堂の肌に深い悩みを持つ人たち対する活動は、1956年から。当時、日本には戦禍によって火傷や傷の跡が残っている人が多く、「外見のカバーに使える化粧品を」という国からの要望でファンデーション「資生堂スポッツカバー」を開発したのが始まりでした。男性にも使えるよう、当時にしては数多い6色展開で、価格もアメリカで販売されているカバー用ファンデーションの10分の1に設定し、普及に努めたそうです。

 資生堂ライフクオリティー ビューティーセンターが創立したのは2006年。「火傷あとのケロイドといった肌の悩みから始まり、次第に化粧品のラインナップが増えていったのですが『もしかして、がん患者さんのお悩みに対しても役立つのでは』と考え、2008年からがん患者さんの団体で、メーキャップのセミナーをスタート。2013年からは個室でのメーキャップアドバイスを始めました」(PR担当・小林智子さん)

肌が明るくなるだけで、気持ちも前向きに

 そして実際にメーキャップアドバイスを体験しました。担当してくださったのはMakeup Caristの青木昭子さん。全国の大学病院を訪問し、カバーメーキャップのアドバイスを行ってらっしゃいます。


担当してくださったMakeup Caristの青木昭子さん。

 白を基調とした広々とした個室に通され、まずは悩みに関するヒヤリングから。

 実は私自身、乳がんの手術後にホルモン療法を2年間受けたことがあり、治療後に肌のくすみや濃いシミが出て悩んでいました。カバー力の強いコンシーラーやファンデーションを使っても、シミのある部分がグレーっぽく見えて逆に目立ってしまうのです。

 すると青木さんが勧めてくれたのが、カバー用のコンシーラー「パーフェクトカバー ファンデーションCT」のオレンジ。一見、強いオレンジ色ですが肌にのせるとなじんで、くすみやシミの部分を目立たなくしてくれます。


通常のファンデーションではカバーしづらい
くすんだ肌色を補正する「パーフェクトカバー ファンデーションCT」
オレンジ(下)のほうが、より濃いくすみをカバーする

 また、自然な感じの仕上がりが好きだと青木さんに伝えると

「下地にBBクリームを使ったあと、くすみやシミの部分にオレンジ色のコンシーラーを使い、最後にパウターで押さえれば厚く見えないですよ」 とアドバイスをしてくださいました。

 肌の悩みについては「どうしたらいいものか」と思いつつも、半ばあきらめていました。しかし今回、悩みをカバーする方法を教えてもらったことで自分でも驚くくらい気持ちが明るくなり、「化粧のちから」のすごさを実感したのでした。


左は化粧をしていない状態。


頬にある濃いシミが、自然にカバーできている。

 アドバイスの後には、教えていただいたメーキャップの方法や「パーフェクトカバー ファンデーション」の使い方が記された「メーキャッププラン」がもらえるので、自分でメーキャップを再現するのに役立ちます。

メーキャップアドバイスの予約と問い合わせ
電話:03-3289-2262
[予約受付時間] 11:00〜18:00(祝祭日を除く火曜から金曜)
※パーフェクトカバー ファンデーションは全国約380ヶ所の資生堂取扱店、医療機関で販売をしています。

■協力
資生堂ライフクオリティー ビューティーセンター

■取材・文/瀬田尚子
出版社勤務を経て、フリーランスのライター・編集者に。医療・健康分野を中心に雑誌、書籍、WEBメディアなど

(日本医療・健康情報研究所)

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