乳がん経験者における、皮膚関連副作用に関する意識調査 -乳がん患者会 9 団体、369 名が回答から浮かび上がった実態▶
認定 NPO 法人乳がん患者友の会と NPO 法人 JASMINは、「乳がん治療経験者における治療後における、皮膚関連副作用の推移」を明らかにすること目的に全国の患者会の協力を得て調査を実施しました。
その結果、60%以上が治療に随伴ずる副作用を自覚し、治療後 10 年以上経過しても その諸症状の多くは低減がみられないことが示されました。主な結果は以下の通りです。
1. 乳がんの治療を経験した女性の 60%以上が、手術、薬物、放射線などによる治療に随伴する皮膚関連の副作用を自覚していた
2. 副作用の種類は、選択した治療法により差がみられる
3. 乳房、頭髪、爪など皮膚関連部位や、痛み、しびれなどの感覚異常などのなかで、脱毛・髪質の変化以外は、10 年以上経過しても低減がみられなかった