「がんと就労」広がる病院内での就労相談

近藤社会保険労務士事務所
法律事務所でパラリーガルとして勤務しながら、2007年社会保険労務士の資格を取り、2008年10月にはご自身の事務所を開業した近藤明美さん。がん患者さんの就労支援を始めたのは、2009年2月からでした。
『がんと就労』の第一人者である、キャンサー・ソリューションズ株式会社代表取締役・桜井なおみさんとご縁がきっかけで2011年3月には、桜井さんたちとともに一般社団法人CSRプロジェクトを設立、副代表理事となり、CSRプロジェクトではがん患者さんの就労相談やサポートグループなどを担当をされています。
また2010年には、職業訓練やキャリアカウンセリングを行う「KSRキャリアスクール」を設立。2011年6月からは、賢見卓也氏が理事長を務めるNPO法人「がんと暮らしを考える会」(当時は「医療・生命保険・制度をつなぐ」ブレストの会)に参加し、がん罹患に伴う経済的な問題の解決を目指す活動も開始しました。
今回、「がん患者さんへの就労支援」に取り組んできた社会保険労務士で、乳がん経験者でもある近藤社会保険労務士事務所代表・近藤明美さんにお話をうかがいました。
■取材・文/瀬田尚子
出版社勤務を経て、フリーランスのライター・編集者に。医療・健康分野を中心に雑誌、書籍、WEBメディアなどで取材・執筆を行う。