<ヨガクラス配信の登録ページ。名前とメールアドレスを入力するだけ>
新型コロナウイルスの流行によって、自宅待機を余儀なくされているがん患者さんとサバイバーさんに向けて、Yoga4Cancer(Y4C)が4月末まで、がん患者さんのためのヨガクラスを無料配信しています。
Yoga4Cancer(Y4C)とは、アメリカで始まった世界最大のがん患者・サバイバーへのヨガトレーニングプログラムで、がん治療の副作用による影響を軽減し、免疫を高めて心身の回復を促すのに効果的なヨガを教えるための指導者養成コースです。Y4Cのトレーニング修了者には医療従事者も多くいます。
<Y4C創始者のタリ・プリンスターさん。2017年に初来日した際、撮影>
Y4C創始者のタリ・プリンスターさんは乳がんサバイバー。がんという病気を乗り切るのにヨガが大変有用であると感じ、多くのヨガ指導者や医療関係者と関わり、科学的に立証された事実を集めて、45時間にわたるY4C独自のメソッドを作り上げました。
がん治療の副作用には、関節の可動域の減少や骨量の減少、神経障害などがあり、ヨガの動きによって、ケガをしたり、痛みを伴ったりといったリスクがあります。そこでY4Cではポーズの内容を修正しています。
また、免疫系にも影響するリンパシステムや、心臓血管機能を向上させるために呼吸を重要視していて、横隔膜の動きを妨げるような前屈姿勢のあるポーズは修正が加えられています。
アメリカと時差があるため、大変朝早いスタートになりますが、がん患者さんやサバイバーさんに配慮したヨガプログラムをぜひ体験してみてください。
【日程】
・2020年4月21日(火)午前4時〜(50分間) ※日本時間
・2020年4月28日(火)午前4時〜(50分間) ※日本時間
【参加方法】
WEB会議ツールZoomを利用したもので、
ヨガクラス配信の登録ページ(https://zoom.us/webinar/register/WN_tFWtzGIrQh-GyufKKVknOg)で名前とメールアドレスを入力し、登録ボタンを押すと参加するためのログインコードが表示されます。
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Yoga4Cancer(Y4C)
■取材・文/瀬田尚子
出版社勤務を経て、フリーランスのライター・編集者に。医療・健康分野を中心に雑誌、書籍、WEBメディアなどで取材・執筆を行う。