2017年10月06日

看護師FP・黒田ちはるさんに聞く(5)  がんに罹患していない人にこそ知ってほしい「がんとお金の問題」

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 これまで、看護師でありファイナンシャルプランナー(以下FP)の黒田ちはるさんにがん経験者のお金の悩みや相談、そしてその対策について4回にわたって話をうかがってきました。最後となる5回目は、がんに罹患していない人へ向けてのメッセージです。黒田さんは、がんに罹患していない人にこそ「がんとお金の問題」について、もっと知ってほしいと言います。

自分の大切な人が困らないために

 看護師として、多くのがん患者さんと接してきましたが、誰しもがんの告知を受ければ頭が真っ白になりますし、自分の命のことを考えて、それだけでいっぱいいっぱいになってしまうものです。そうした状況でお金のことも考えて、うまく対処するというのは本当に大変なことです。

 そんな患者さんに対し、ご家族や友人といったそばにいる人が「こういう制度があるよ」と声をかけてあげることで、患者さんの不安が軽減されて、治療にもより専念できます。がんに罹ったことのない方が、こうした「がんとお金の問題」を知っておけば、ご自身の将来のリスクに備えることができるのはもちろんですが、それ以上に、まわりの大切な人たちが病気になったときに力になれるのではないでしょうか。

 私の看護師FPとしての活動のテーマは「どうやったら健康な人に他人事ではなくて、病気とお金のことを知ってもらえるか」。病気に罹っている人もそうで無い人も、病気やお金のことをきちんと知って、話せる環境が作れるように活動をしていきたいと考えています。

 繰り返しになってしまいますが、生涯で2人に1人ががんにかかる時代です。「自分は病気にならない」と考えたいですし、つい無意識にそう思ってしまうものですが、「病気になってから、お金のことは考える」というのはやめにしていただきたいです。

■取材協力/黒田ちはるさん
黒田ちはるFP事務所

■取材・文/瀬田尚子
出版社勤務を経て、フリーランスのライター・編集者に。医療・健康分野を中心に雑誌、書籍、WEBメディアなどで取材・執筆を行う。

(日本医療・健康情報研究所)

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