港区と連携協定を結んでいるアドバイザーが対応
東京都美容生活衛生同業組合・港区三支部連合会(東京都美容組合・港三支部連合会)が運営する「みなとアピアランスサポート相談室」が、2016年10月にスタートしました。脱毛やウィッグ選び、地毛のケア、爪や肌の変色への対応といったがんの治療にともなう外見変化に関する相談を、港区とがん患者の支援に関する連携協定を結んでいるアピアランス・アドバイザーが無料で受けています(電話にて要予約)。
温かみを感じる空間で、外見に関する悩みを相談できる
エステインターナショナルのサロンにて、相談を行う
1万円代のものと高額なウィッグの差は、一見しただけではそれほどない
現在流通しているウィッグは、製法、素材、価格と実に様々で、どれを選んでいいのか迷う人も多いかと思いますが、みなとアピアランスサポートセンターでは、使用する人のライフスタイルを踏まえて、情報提供を行っています。 「よく『人毛100%が良いのでは』といおっしゃる方がいますが、手入れが大変というマイナス面があります。忙しい人、手間をかけたくない人は形状記憶機能がある人工毛のほうがおすすめです。フルタイムで働いている方と、外に出るのは通院だけ、という方ではやはり選び方も変わってくるはずです。また価格ですが、1万円代のものと高額なものを並べても、一見しただけではそれほど違いはわかりません」(村橋会長) アピアランス・アドバイザーの村橋紀有子さんは、ウィッグに関する情報提供の際、前髪と襟足部分だけに毛がある、帽子を被って使用するタイプのウィッグがあることを最初に話すそうです。 「1万円以下と大変低価格ですが、とても自然に見えますし、通気性もいい。『こういうものもあるので安心してくださいね』とお伝えするようにしています。高いものを買わないとまわりの人に脱毛がばれてしまうと思い込んでいる方もいらっしゃいますが、今は日進月歩で、品質がどんどん良くなっていますし、リーズナブルなものが多くなってきました」(村橋紀有子さん)
個室の施術スペースも用意されている
東京都美容組合・港三支部連合会の村橋哲矢会長(右)と
アピアランス・アドバイザーの村橋紀有子さん
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