手編みの乳房パッドは、柔らかくて、軽くて、経済的
乳がん体験者のためのコミュニティサイト「チアウーマン」のメンバーによる「手作りおっぱい部」では、2016年2月から手編みで乳房パッドを作る活動が行われています。 「ちあぱい♪」と名づけられたこの乳房パッドは、肌にやさしいコットンの毛糸を編んで作るため、柔らかくて、軽く、市販のパッドに比べて経済的。洗濯機で洗うこともできますし、普通の下着と一緒に使うこともできます。
編み図のダウンロードはこちら
編み図(日本語)by「手作りおっぱい部」
編み図を参考に、自分で作ることも可能です。
手作りおっぱい部で編まれたちあぱい♪
ちあぱい♪を通して、ぬくもりと絆を届けたい
「手作りおっぱい部」は「チアウーマン」のメンバーのひとりが、Knitted Knockersのサイトに辿り着いたことからはじまります。 「英語の作り方を解読して、おっぱいを編んでみると手術を受けた自分の胸が回復していくように感じました。この幸せを誰かに届けたいと強く思いました」 個人で制作をするのではなく、「チアウーマン」で部を発足させたのは、手編みのおっぱいを作ることで絆を作っていきたいという気持ちからでした。活動は広がりを見せ、発足後7ヶ月でメンバーは63名になりました。(2016年9月14日現在) また「『ちあぱい♪』を胸に入れて診察にいったら、みんなと一緒にいる気がして、不安が減った」というメンバーの声から生まれたのが「ミニちあぱい♪」のストラップ。お守りのような意味合いもあるほか、「手作りおっぱい部」の活動を説明するのにも役立っているそうです。
かわいらしい「ミニちあぱい♪」
病院などに届けられる「ちあぱい♪」は「手作りおっぱい部」のメンバーがきれいに包装している
乳がん体験者のためのコミュニティサイトCheer Woman
・チアウーマン(登録無料) ・サイト紹介ページスタッフブログ
・乳がん体験者のためのコミュニティサイトCheer Womanスタッフブログ ・乳がん体験者CheerWomanからの贈り物 ■取材・文/瀬田尚子 出版社勤務を経て、フリーランスのライター・編集者に。医療・健康分野を中心に雑誌、書籍、WEBメディアなどで取材・執筆を行う。関連ニュース・トピックス
- コロナ禍の影響は患者の経済環境にも! (一社)ピアリング「第2回新型コロナウィルス感染症(COVID-19)感染拡大によるがん患者さんへの影響緊急実態調査」アンケート結果を公開
- お寺で、がんカフェ。 宗教を問わず、不安や悩みを抱える人たちの居場所として
- 乳がんとコロナ 気になる疑問に医療者が答える オンライン市民公開講座「コロナ禍における乳がん診療」⑵
- 通院や治療に対する不安を軽く オンライン市民公開講座「コロナ禍における乳がん診療」⑴
- 「低脂肪食」が女性の健康に大きく貢献 がんや糖尿病、心臓病のリスクが減少
- 生活を朝型にする乳がんリスクを減少できる 睡眠障害はホルモン分泌に影響
- 乳がんになっても入浴を楽しむための環境づくり 〜国が認めた専用入浴着「バスタイムカバー」の生みの親 乳がんサバイバー・加藤ひとみさん〜
- がんになった人とどう関わればいいのか? 「寄り添い方」のヒントが詰まったハンドブック
- ウォーキングなど運動習慣のある人はがんのリスクが低い 大腸がんは14%低下 乳がんは10%低下
- 【若年性乳がんサポートコミュニティ Pink Ring®に聞く】⑵~オンラインイベントの成功に必要なこと~