2016年04月06日

がん生存率の大規模調査
乳がん生存率は5年92.9%、10年82.8%

キーワード:調査・統計
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 国立がん研究センターの研究班「わが国におけるがん登録の整備に関する研究」が部位別10年相対生存率を初集計し、5年相対生存率と合わせて、2016年1月20日に公開した。

 乳がんの5年相対生存率は92.9%(全部位の場合は68.8%)、10年相対生存率は82.8%(全部位の場合は58.2%)で、他のがんに比べ生存率が高いことがわかる。

1.2期の場合、5年生存率、10年生存率ともに大変高い

 国立がん研究センターの研究班「わが国におけるがん登録の整備に関する研究」は、全国がん(成人病)センター協議会の32の加盟施設での診断治療症例について、部位別施設別5年相対生存率と部位別10年相対生存率を集計し、2016年1月20日に公開した。

 10年相対生存率は1999年から2002年に診断治療を行った35,287症例を集計したもので、この規模でがんの10年相対生存率が公表されるのは初めてとなる。また5年相対生存率は2004年から2007年に診断治療を行った147,354症例を対象としている。

 最新の乳がんの5年相対生存率は全臨床病期で92.9%、10年相対生存率は全臨床病期で82.8%であった。全部位の5年相対生存率が68.8%、全部位の10年相対生存率が58.2%であるのに比べると、乳がんの生存率が高いことがわかる。

 臨床病気別にみると、5年相対生存率は、1期の場合99.9%、2期で95.2%、3期で79.5%、4期で32.6%。

 また10年相対生存率は、1期の場合93.5%、2期で85.5%、3期で53.8%、4期で15.6%だった。1期、2期については、5年相対生存率、10年相対生存率ともに大変高く、「早期発見であれば、乳がんは治せる病気」といえる。

確実に高くなっている生存率

 乳がんの5年相対生存率の推移について見てみると、全臨床病期で1997年から2000年の症例では87.3%、2001年から2003年では90%、2004年から2007年では92.9%と、生存率は明らかに高く推移している。また病期別にみても4期を除いて、確実に生存率は高くなっていることがわかる。

※本ニュースのデータは全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査(2016年3月集計)を参照しています。

KapWeb(全がん協加盟施設の生存率共同調査/全がん協生存率)

(日本医療・健康情報研究所)

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