現在の乳がんの治療は、がんを切り取る「手術」、放射線を患部にあてる「放射線療法」、薬で体の中のがんをたたく「薬物療法」を組み合わせて行われます。
治療方針は、がんの進行の程度を示す「病期(ステージ)」と、がん細胞の特徴を示す「サブタイプ分類」によって決まります。
手術、放射線療法、薬物療法を組み合わせて行う
乳がんの治療を進めるためには、まず組織や細胞の検査や画像診断などを行い、がんの広がりや悪性度、リンパ節への転移の有無を調べることが必要です。がんの進行の程度を示す「病期(ステージ)」によって、おおよその治療方針が決まっています。
主な治療の方法は、手術、放射線療法、薬物療法(ホルモン療法、化学療法、分子標的治療)の3つで、それぞれの治療を単独で行う場合と、複数の治療を組み合わせる場合があります。病期(ステージ)だけではなく、がん細胞の性質を示す「サブタイプ分類」、全身の状態、年齢、合併する他の病気の有無、患者さんの希望などを考慮しながら病気を決めていきます。
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